FAQ一覧

レントゲンの放射線が気になります。

 心配いりません。もし、放射線のことが気になるならば、インターネット検索してみてください。たくさんの情報が簡単に得られます。

 飛行機に乗れば、それだけで、地球上にいるよりも、数倍多く放射線を浴びます。整形外科は、手術中、骨折の整復操作時に、循環器内科の先生は、心臓カテーテル検査の最中に、脳外科の先生は、動脈瘤のカテーテル手術の最中に、放射線を浴びています。もちろん放射線を防護するプロテクターはつけますが、プロテクターをつけていない手足などに、放射線障害が出ているでしょうか?まず出ません。

 撮影することで、①いろんな病気が判明することと、②レントゲン撮影時に放射線を浴びたことにより将来的に障害が出るということを、天秤にかけてみて、どちらが有益かと言えば、明らかに前者であることが分かっています。

 交通事故が起きるかもしれないから、バスや電車には乗らないと決めている人はいますか?レストランに行って食事をすると農薬のついた野菜が出てくるから食べないとしている人はいますか?潔癖症だからと言って、人の手が触れたところを触らない人、ご自分の手の細菌培養検査をしたことはありますか?

 知ることは、罪ではありません。いろんな情報を得て、知識を深めることで、苦手意識はなくなると思います。

2019年05月08日

閉所恐怖症です。パニック障害です。

 整形外科では、骨折や関節痛、神経痛等のあらゆる診断(除外診断を含む)には、レントゲン検査が必要不可欠です。レントゲンを撮るには、レントゲン室に移動する必要があります。レントゲン室は、圧迫感がありますが、レントゲン室以外での撮影はできません。従って、精神的に不安定な方については、種々の対応が可能な地域の病院へ受診の上、相談することをお勧めします。

 たまに、エコー検査で診断して下さいとおっしゃる方がいますが、骨折の診断は、エコー検査ではまず不可能です。仮に骨折が、エコー検査で判明しても、エコーでのフォローアップは、できませんので、ご了承下さい。

2019年05月08日

痛みでまったく動けません。

 まずは、救急車を呼びましょう。当院のような医師が1名で、救急受け入れ態勢が整っていないクリニックでは、対応が困難なことが予想されますので、救急病院へ搬送依頼して下さい。当院がかかりつけの場合は、搬送された病院へ情報提供書を送付することも可能です。
 
 ある程度、症状が落ち着いて、杖は車いすで移動できるようになれば、再び、当院へ受診していただければ、その後の対応はさせていただきます。

2019年05月08日

先生は、風邪薬を出してくれますか?

 風邪薬、花粉症の薬、便秘の薬、血圧の薬など、ごく一般的で専門性がそれほど重要視されない領域の薬は、診察の上、処方可能です。

2019年05月08日

マッサージをしてください。

 当院では、マッサージはしておりません。マッサージは国家資格を持ったマッサージ師によるものであり、医学的に治療の手立てがない、脊髄損傷の方や脳梗塞後の関節拘縮の方に、保険適応となります。

 当院で行っているのは、運動器リハビリテーションです。筋力低下・関節拘縮のある方や、腰痛や膝痛などの方に、筋力訓練・可動域訓練、モビライゼーション等の消炎鎮痛処置を行っております。

 当院でリハビリを受けている方が、時折「マッサージ気持ちよかったわ」であるとか、当院を初めて受診された方が、「マッサージ希望します」とおっしゃるのは、「リハビリテーション」という名称がまだまだ周知されていないものだと感じております。

2019年05月08日

いろんな整形外科へ行ったのですが、良くなりません。

 受診した整形外科専門医に、しっかり相談しましたか?また、先生の指示したように、内服や注射やリハビリ治療を受けましたか?

 いろんな整形外科を1年の間に、5件も6件も回る方がたまにいらっしゃいます。私の経験上、元々不安が強く、人の話に左右されやすい方が、いろんなクリニックや病院を訪れるのではないかと考えています。同じ話を専門医から聞いているにもかかわらず、残念ながら、断片的にしかご理解していない方、ご自分の都合の良いように解釈される方、何でも悪い方向に考える方など、いろんな方がいらっしゃいますが、辛抱強く、同じドクターにかかることをお勧めします。

 なぜなら、全国の整形外科専門医は、専門医になるまでに、いろんな経験を積んでおり、治療方法・技術には、それほど差が無いからです。もちろん、「説明を受ける診察時間を十分取ってもらえなかった」とか、「先生の話がチンプンカンプンだった」ということもあるでしょうが、5~6件受診しても納得いかない場合は、大変申し上げにくいのですが、診察を受ける患者様に問題があるのかもしれません。

 ただ、これは、一般的な病気のことであって、中には難しい疾患が隠れている場合があります。よって、2~3件受診して、症状に変化がなければ、最新の医療データや技術のある地域の基幹病院や大学病院へ受診することを勧めます。

 病院で勤務している先生は、非常に多くの患者様を短時間の間に診察するため、1名あたりにかけられる診察時間がせいぜい3分です。クリニックの場合は、もう少し長くお話することができるでしょうが、一方的にたくさんのことをドクターに話してしまうと、「ややこしい方だなぁ」とか、「面倒な方だなぁ」だと思われます。その結果、ドクターは、当たり障りの無い説明をしたり、控え目の治療方法を勧めてしまいがちです。従って、お話したいことは、事前に用紙にまとめて、診察前に受付へ渡した方が良いでしょう。

 ちなみに、以前、6件の整形外科を回って来られて、当院へ来院された方には、たまたま時間がとれたので、30~40分ほど、じっくり時間をかけてお話を傾聴し、診察・説明いたしました。「本当に、よくわかりました、先生、ありがとうございます!次回の再診日にも必ず来ます!」と大変喜んで、意気揚々に帰られましたが、二度と当院へ現れることはありませんでした。

 ※普段は、30~40分かける時間はまったくございませんので、あしからずご了承ください。
 

2019年05月08日

頭を打ちました。

 頭を打って、気分が悪い、吐気がする、フラフラする、手足がしびれる、といった症状がある場合は、脳神経外科のある病院へすぐに受診しましょう。場合によっては、救急車を呼ぶことも考えましょう。

 当院でも、しばしば「頭を打ったので診て欲しい」と言って、直接来院される方がいます。直接来院の場合は、まずは丁寧に問診し、診察致します。診察した上で、大きな問題がなさそうであれば、自宅で様子をみるように説明しております。お問い合わせの電話があった場合は、当院が整形外科であり、脳外科ではないことを説明の上、患者様に当院へ受診するかの判断をしていただいています。

 参考までに、顎が痛い→口腔外科(歯科医師)、鼻が折れたかもしれない→形成外科、首のリンパ節が腫れている→内科や耳鼻科、というふうに、一般の方には判別し辛い領域があるのです。整形外科=骨を診る専門家と思われているのは、それはそれで良いのですが、実は、全身すべての骨を診るわけではないのです。

2019年05月08日

CTとMRIとレントゲンとエコーは何が違いますか?

 レントゲン(X線)は、骨の状態を評価する最も簡単な検査方法です。整形外科のクリニックや病院には必ず常備されています。一昔前よりも、精度が上がっており、当院では、最新のフラットパネルという機械で撮影可能です。

 CT(Computed Tomography)は、レントゲンよりも詳しく骨を見る検査です。体のスライス像を見ることができると言えば、わかりやすいでしょうか。従って、骨のみならず、内蔵や脳を見ることができます。また、3D画像にもなりますので、骨折部であれば、立体的な像でより細かく評価できます。

 MRI(magnetic resonance imaging)は、骨のみならず、神経・血管・靭帯・椎間板・半月板等、あらゆるものを映し出すことが可能です。ただし、動くものは苦手でして、心臓や腸を撮影した場合は、像がぶれて評価ができません。

 エコーは、体の浅目の部位を見るのに適した検査です。整形外科領域であれば、筋肉や靭帯の損傷をしばしばチェックします。肩の腱板損傷、肉離れ、手根管症候群、関節リウマチの滑膜の活動性評価等に用います。

 当院では、レントゲンとエコー検査機器を導入しています。基本的には、長年の経験で、レントゲンのみで、診断をつけるようにしております。もちろん必要時には、近隣病院(西宮渡辺病院・当院から500m北上)へ紹介し、CTやMRI画像を撮影しに行っていただきます。結果説明は、当院で行っています。

 尚、MRI・CTに関しては、西宮渡辺病院と連携しており、当院の診察室PCにて、1分以内に予約確定可能です。ただし、当日予約は不可であり、空き枠があれば、翌日以降(土日含めて)、撮影可能です。予約に関しては、当院へお越しいただき、診察室で、院長と患者様が直接話し合って予約日時を決めます。従って、電話で予約は不可能ですので、ご了承下さい。


 

2019年05月08日

整形外科ってどこを見るの?

 一般的の方は、骨や筋肉を診る科と思われていることでしょう。まさにその通りです。ただ、骨は骨でも、例えば、顔面の骨は、整形外科領域では無いのです。顔面の骨は、形成外科・耳鼻科・眼科・口腔外科が主に診ます。頭を打って、整形外科へ来院される方もいらっしゃいますが、そういう場合は、脳神経外科医が主に対応します。

 判断が難しい場合は、まずは電話でお問い合わせ下さい。どの科のドクターであっても、学生時代や研修医時代に他の科のことも学んでいますので、どの科に受診すべきか、的確に指示することは可能です。

 他に整形外科では、脊椎・脊髄、関節、リウマチ、スポーツ障害、骨・軟部腫瘍、リハビリテーション、骨粗鬆症など、多岐に渡る領域をカバーしています。

 整形外科の治療は、内服薬や外用剤を処方したり、注射をしたり、骨折であればギプス固定などを行います。手術も一部ですが、当院で行っています。

2019年05月08日

カード払いはできますか?

 申し訳ございませんが、当院では、保険診療が中心にて、カード払い・おサイフケータイ等のキャッシュレス決済には対応しておりません。

 ※今後、厚生労働省が健康保険の診療・治療において、キャッシュレス手数料分の上乗せを認めることがあれば、当院でもキャッシュレス決済を導入いたします。

2021年10月18日

問診票は書かなければ、診てもらえないのですか?

 はい、その通りです。初診時と再初診時においては、問診票を書かない方は、診療できません。必要最低限の患者様の情報をいただかないと、診察および診断・治療ができませんので・・・。

 今でも、毎日のように、問診票を書かない患者様がいらっしゃいます。その場合、「うっかりしていた」、「問診票の内容を見ていなかった」、「何を書けば良いかわからなかった」と多くの患者様はおっしゃいます。「診察室で、先生に直接、話をします」とおっしゃる患者様もいらっしゃいます。

 医療機関に行けば、なんでも不自由なく、診察が受けられるわけではありません。患者様の協力があって、診療が成り立ちます。問診票に何も記載されていないと、聴取を一からしなければいけません。そうなれば、他のお待ちになっている患者様の診察が遅れ、多くの患者様にご迷惑をおかけします。

 従って、当院では院長方針として、問診票をしっかり記載している患者様を優先して診察します。問診票の記載がほとんどない患者様、あるいは記載が少ない患者様は、それなりにお待ちいただくことになりますので、ご了承ください。

 ただし、ケガや麻痺、視力障害などにより、書字ができない患者様においては、診察前にスタッフが代筆しますので、お申し出下さい。

2022年07月27日

初めて受診するのですが・・・

 健康保険証あるいはマイナンバーカードをお持ち下さい。お持ちで無い場合は、全額自費となります。後日、健康保険証をお持ちいただければ、窓口負担分を差し引いて、返金いたします。

 以下、お持ちであれば、ご持参下さい。
・各種公費負担の医療受給者証
・お薬手帳
・病院の紹介状や画像データ
・過去の病気やケガをまとめたメモ(簡潔にお願いします)


当院の問診票を事前に記載の上、持参していただくと、診察までの時間が短くなります。

 

2023年09月01日

電子処方箋は利用できますか?

 令和6年12月1日から導入しております。マイナンバーカード同様に、時折、機械の不具合等で、患者様にご迷惑をおかけすることがありますので、ご了承ください。

2024年12月29日

テーピングのやり方を教えて欲しいです。

 しばしば、整骨院・接骨院に行くと、テーピングを行うようです。ですが、当院では、テーピングを推奨しません。

 なぜならば、固定しても10分で緩み固定力が無くなるからです。また、皮膚への刺激も強く、皮膚の炎症が起きて、皮膚の痛みが出ることもあります。さらには、テーピングをつけるのも時間がかかり、外すのも時間がかかります。

 唯一、手の指や足の指の捻挫や骨折の時は、テーピングしても良いとお伝えしますが、その理由は、小さい関節は、そもそもそれほど力がかからないからですね。しかし、膝や足首などの大きい関節には、上記のような理由でお勧めしません。

 従って、当院では、基本的にテーピングの指導は行っていません。

2025年07月03日

リウマチの特殊な治療(生物製剤)について

 両手の指の関節痛があり、起床時は特にこわばった感じがするときは、リウマチかもしれません。昔は、慢性関節リウマチという病名でしたが、現在は、関節リウマチと言います。

 当院でも、しばしばリウマチの診断から治療まで行います。私が研修医の頃に、市場に出回り始めたリウマトレックス(メトトレキサート)という飲み薬により、かなりの症状が抑えられるようになり、以後、入院される関節リウマチの患者様の数も随分と減りました。

 リウマトレックスは、現在は、安価な薬で、当院でも良く処方しています。ただし、効果が無い場合は、増量したり、ステロイド剤を追加処方する必要があります。それでも、尚、症状の改善が無い場合は、生物製剤という特殊な薬・注射を行う必要があります。

 この生物製剤というのは、日進月歩で、たくさんの製薬会社からたくさんの種類が出されており、効果も大変素晴らしいものです。ただし、生物製剤はどれでも高額です。保険診療ですが、それでも薬剤だけで自己負担は毎月数万円です。

 一方で、生物製剤は、使用の仕方を間違えると、思わぬ副作用・合併症が生じます。時に入院が必要になることもあります。当院では、そこまでのリスクを取って、治療するのは、いかがなのもかと思い、従来のリウマトレックスで効果が得られない場合は、近くの病院のリウマチ科・膠原病内科へ紹介しています。

 従って、生物製剤の投与をご希望の方は、大変申し訳ありませんが、他の医療機関での加療へ紹介致します。

2025年07月04日

その他、受診する方への注意点

① 日曜診療は、大変混雑します。そのため、患者様の付き添いは、最小人数でお願いします。診察室は狭いですし、整形外科的感染症予防の観点からも、入室人数も制限しています。

② 受付終了時間までに受付をし、その後外出される方がいらっしゃいますが、受付時間を過ぎた後、お呼びした時に不在の方は、診察をお断りしますので、改めて別日に受診していただきます。また、クリニック施錠までに来院されない方の診察券や健康保険証は後日返却となりますことをご了承下さい。

③ タトゥーや刺青が入っている方は、他の患者様が不安に感じたり、ストレスを感じます。ます。従って、その部位が見えないような服装でお越しください。また、MRI撮影をする場合は、タトゥーや刺青がある場合は、火傷等のリスクがありますので、予め問診票に記載するか受付スタッフにお申し出下さい。

④ イヤホンをして、待合室でお待ちになっている場合は、診察室からお呼びしても気が付かれないことがありますし、周りの患者様には、騒音となることがありますので、ボリュームを絞って下さい。

⑤ 院内は、土足厳禁です。院内の共用スリッパ着用、あるいは、スリッパをご持参下さい。車いすや杖は、院内で使用可能です。

⑥ 敷地内は喫煙禁止ですし、敷地外であっても、院内に煙や臭いが流入することがあり、喘息患者様やアレルギー持ちの患者様は重篤な状況に陥ることがありますので、ご配慮下さい。

⑦ 敷地内の3台分の自動車専用駐車場は、アイドリングストップして下さい。騒音や振動が院内や、近隣に伝わります。また、院内に排気ガスが流入します。

⑧ 敷地内の駐車場が満車の場合は、ショウワパーク櫨塚町(ジョリーパスタの道路挟んで向かい側)に駐車して下さい。駐車券と引き換えに、1時間割引券を1枚お渡しします。※日曜診療で混雑している場合で、待ち時間が長くなったとしても、申し訳ありませんが、1枚のみのお渡しです。

⑨ バイク・自転車・電動カート・LUUP等の軽車両は、当院外看板の裏側に駐車スペースを設けていますので、通路や自動車専用駐車場には置かないで下さい。駐車スペースが少ない場合は、スタッフにお声がけ下さい。

⑩ スタッフに大声をあげたり、恫喝行為をした場合は、ハラスメントとして取り扱います。必要に応じて、警察へ通報しますし、以後、クリニックには、出入り禁止とします。

⑪ 院内は、個人情報保護法や守秘義務順守のため、撮影・録音禁止です。当院やスタッフを誹謗中傷するような、ネット投稿はおやめください。場合によっては、弁護士と協議し、刑事告訴・損害賠償請求を行います。

2025年07月09日