再生医療・APS療法

再生医療について

 令和元年7月下旬、厚生労働省の認可がおり、当院で第2種再生医療等技術(APS療法)の再生医療が可能になりました。

第2種再生医療(APS療法):関節内への投与が可能、変形性関節症や離断性骨軟骨症などが対象
第3種再生医療(PRP療法):筋、腱、靭帯の傷害などが対象

 APS治療とは、悪化した膝関節内に自己タンパク質溶液(APS;成長因子や抗サイトカイン等を含む)を注入することで、炎症作用のある過剰なタンパク質(サイトカイン)の活動を抑制し、軟骨合成と軟骨破壊のバランスを整えることで、主には関節内の痛みを改善させるという、最先端の治療法です。組織修復を図り、また関節軟骨の破壊も抑制させる効果もありますので、長期的にも関節軟骨の摩耗も予防できると言われています。 

 ご自分の血液を使用するため安全性が高く、日帰り治療です。

APS原理

 

このような症状の方は、APS療法を検討してみて下さい。
・何年も変形性関節症に対しての注射治療を定期的に行っているが、効果は一時的で、次の注射が待ち遠しい方。
・変形性手術に対する人工関節置換術はまだやりたくない方、手術そのものが怖い方。
・アレルギー体質で、ヒアルロン注射で副作用が出やすい方。

※上記症状があってもAPS療法の対象とならない場合もあります。

 

治療の流れについて

 ①まずは、当院の診察日に、お越しください。診察の上、APS療法の適応があるか否かの精査を致します。適応ありとなった場合、院内でAPS療法についてのDVDをご覧していただいた後、院長からお話します。その後、同意書にサインをしていただき、APS治療日の予約(準備がありますので、説明当日にはAPS療法は行いません)をいたします。

 ②施術当日は、腕から60ccほどの採血を行います(食事制限不要)。血管が細い場合、もろい場合は、鼠径部(股関節付近)から、採血させていただきます。

 ③APSを抽出するまでの45分間は、外出の上、院外で飲食していただいても問題ありません。抽出後は、すみやかに患部の関節に注入しなければ、効果が薄れますので、時間厳守でお戻り下さい。

APS抽出


 ④注射時間は、20秒程度です。膝に水が貯まっている場合は、APS療法による治療効果が弱まるため、注射直前に水を抜きます。注射部位に痛み止めのテープを事前に貼るため、注射による痛みはわずかです。※個人差があります。

 ⑤注射当日は、入浴は禁止です。事前に入浴されてくることをお勧めします。飲酒・喫煙も禁止です。また、当日は、基本的には自宅で安静を心がけて下さい。翌日からは、日常生活や仕事(軽作業)を再開していただいてかまいません。

 ⑥注射1~2週後に来院していただき、状態をチェックいたします。

 ⑦2か月間は、激しいスポーツは禁止します。

~注意点について~

 ①注射部位は数日間~2週間、痛みや腫れ、熱感が出ることがあります。激しい痛みの場合は、予定受診日を待たずにお越しください。

 ②効果や効果持続時間には個人差があります。また、患者様の血液を使用するため、年齢・体調などに左右され、場合によっては安定した効果が出ない可能性があります。

治療効果と当院の実績 

 APS療法後3ヶ月で80%に改善がみられたという報告があります。一般的には、約6か月~1年効果が続くとされていますが、ヨーロッパやアメリカでではAPS療法後、約1~2年効果が続いた症例があります。

 APS抽出作業と関節注射については、細胞を扱う研究と一般的な整形外科の臨床経験をしている整形外科専門医であれば、難なく可能です。当院の院長は、大学院で細胞研究に従事しており、また、膝の関節注射はおよそ1万件行っています。


治療費用・お支払いについて

 APS療法は、効果の確立された保険適応の治療ではありません。安全性を検証する治験で問題はなかったため、有効性を検証する治験と平行して、先進的な治療を患者さんに提供する制度を利用します。従って、健康保険は使えず全額自己負担で行う治療となっています。

 お支払いですが、窓口でのお支払いには対応しておりません。治療当日までに振込をしていただくことにしております。カード払いの取り扱いもございません。

再生医療 料金(税込)
APS療法 330,000円(1関節あたり)