こんな時には? Q & A

  • 1. ヒザや足の付け根が痛くなりましたが、原因はなんでしょうか?
     
     膝や股関節の痛みは様々なことが原因で起こります。加齢によるもの、スポーツによるもの、成長期に特有なもの、ケガによるものなどがあり、診断方法、治療方法も異なります。

     診断名としては、変形性関節症、半月板損傷、オスグッド病、前十字靭帯損傷、臼蓋形成不全症、単純性股関節炎などがあり、レントゲン撮影のみならず、MRI撮影が必要になる場合もあります。詳しくはご来院の上、ご相談下さい。

  • 2. 最近、首が痛くて、時々、腕や手がしびれます。なぜでしょうか?

     首や肩が痛い、手や腕がしびれる時は、ひどい症状のため夜も眠れないことがあります。加齢によるもの、交通事故によるもの、スポーツによるものなどがありますが、原因が今一つはっきりしないこともよくあります。

     診断名としては、頚椎症、頸椎椎間板ヘルニア、胸郭出口症候群、頸椎捻挫(むちうち症)、肩関節周囲炎(五十肩)、野球肩、腱鞘炎、関節炎、手根管症候群などがあり、レントゲン撮影のみならず、エコー検査(超音波検査)やMRI撮影が必要になる場合もあります。

  • 3. 腰や背中が痛いです。テレビで内臓が原因と聞いたことがありますが・・・

     腰や背中が痛い時は、症状が強く、歩けなくなることもしばしばです。加齢によるもの、骨折によるもの、スポーツによるもの、お仕事の疲労によるものなどが原因となることが多いですが、主には動作時(動いた時)の痛みで症状が悪化することが多いです。安静時(何もせずじっとしていても)にも症状がある時は、心筋梗塞、腹部・胸部大動脈瘤、急性膵炎、腎・尿路結石などが原因の時があり、場合によって急変することもあります。安静時にある場合は、まずは内科の先生に相談するのが良いでしょう。

     整形外科的な診断名としては、変形性脊椎症、腰椎椎間板ヘルニア、急性腰痛症(ぎっくり腰)、脊椎圧迫骨折、化膿性脊椎炎、腰椎分離症・すべり症などがあります。

     足(下肢)が痛む・しびれる原因は、腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア、閉塞性動脈硬化症、腓骨神経障害、足根管症候群など、多岐にわたります。診断には、レントゲン撮影のみならず、脈波測定、エコー検査やMRI撮影が必要になる場合もあります。

  • 4. 母が骨粗鬆症で、背骨が折れました。私も不安です。

     加齢とともに、体を支える骨は弱くなります。特に女性は年齢とともにホルモンバランスが崩れ、骨の代謝が異常になり、骨粗鬆症が起きやすいとされています。骨粗鬆症が進めば、骨折しやすくなります。痛み刺激に対して強い方は、気が付かないまま脊椎が骨折してしまっていることもあり、「いつの間にか骨折」と言われています。

     背中が丸くなった方、健康診断で骨が弱いと言われたことのある方、骨が気になる方は、一度当院へお越しください。DEXA法という骨密度検査で大腿骨・腰椎の骨密度を数値化し評価するとともに、採血でも骨の代謝状況を把握し、適切な治療法を提案いたします。

  • 5. 先日、こけてしまいました。今も痛みが強く、腫れていますが、大丈夫でしょうか?

     うっかりころんで、その際、足首を捻った、手をついたなど一度は経験されたことがあると思います。打撲や捻挫の場合は、たいていすぐに動かせますし、歩けます。ただ、時間が経過しても痛みが続く場合、腫れがひどく、内出血がある場合などは、骨折していることがあります。その場合は、まずは、整形外科専門医のいるクリニックや病院を受診し、レントゲン撮影やエコー検査などの必要な検査を受ける必要があります。

     超急性期を過ぎ、医学的治療も一段落した状況において、接骨院・整骨院での施術を受けることは、医学的には問題ないと考えており、当院からご希望の接骨院・整骨院へ紹介させていただくことも可能です。

  • 6. 野球をして肩を痛めました。投げ続けてもいいでしょうか?

     野球で痛めやすいのは、肩・肘関節です。サッカーで傷めやすいのは、膝や足関節です。私が大学時代に行っていたボートにおいては、腰を痛めやすいです。スポーツによって、負荷のかかる関節が異なります。

     繰り返し同じところをケガする方、痛みが長く続く方は、当院へお越しください。時に疲労骨折や骨膜炎といった治療に時間のかかる状態になっていることがあります。診断後、必要に応じて、リハビリテーションでの回復・機能訓練を行います。

  • 7. 祖母や母がリウマチです。朝になると手がこわばります。私もリウマチでしょうか? 
     
     関節リウマチの初発症状は一般的には、指の関節痛が多いとされています。年齢とともに、指が痛くなる経験をされた方、いらっしゃると思います。指のみならず、肩や膝といった大関節の症状を初期に訴える方もいらっしゃいます。痛みのみならず、朝、手がこわばって、しばらく動かせない方もいらっしゃいます。

     私が大学病院で研修医のころは、全身の関節痛や関節の変形による歩行困難のため、寝たきりに近いリウマチ患者様が多く入院されておりました。今、そのような状態の方は激減しています。昨今の早期診断・治療方法の確立、治療効果の高い薬剤の開発などにより、飛躍的にQOL(生活の質)やADL(日常生活動作レベル)が改善したのです。リウマチ患者様の発生率は一見すると減少したかのように思えますが、実際は、昔と変わっておりません。

     関節リウマチではないかと不安な方は、レントゲン撮影やエコー検査、採血により診断できますので、当院へお越しください。診断が困難な場合は、近くの膠原病内科のある病院へ紹介させていただきます。

  • 8. 昨日、衝突事故に遭いました。首が痛いです。相手の対応も悪いです。どうすればいいですか?

     交通事故でしばしば来院されるのは、自動車事故による衝突事故です。後ろから自動車が衝突すれば、頸椎が後屈し、相当な後頭部~背中にかけて大きなダメージが生じます。いわゆるむち打ち症というものです。むち打ち症の場合は、残念ながら、レントゲン撮影やMRI撮影においても所見が乏しく、自覚症状だけが長く続き、周りにいる人に訴えても理解が得られにくいものなのです。ひどい場合、めまいや吐き気に襲われ、仕事も手につかず、とてもつらい状態になります。放置していれば、治療に難渋し、遅れて治療を始めても、その効果が十分に得られないこともあります。

     そこで、交通事故後できるだけ早期に、整形外科専門医のいるクリニックや病院への受診が不可欠です。整形外科専門医は、必要な検査を行い、診断をつけ、内服や外用剤による治療を開始します。受傷から1週程度は、必要以上の仕事を控え、無理なく生活することが大切です。その1週間のうちに、人によっては、症状の軽減・悪化を繰り返したり、また受傷時には無かった症状が出ることもあります。

     受傷1週を経過すれば、症状がある程度落ち着きますので、その時点から、リハビリテーションを開始することで、症状が徐々に軽減していきます。リハビリテーションは早く開始しすぎても、遅く開始し始めても良いとは言えず、私の経験上、おおよそ受傷1週後より行うのが適切であると考えます。リハビリテーションを開始する時期には、接骨院や整骨院での施術も有効である場合がありますので、ご希望の方は、お申し出下さい。当院から接骨院・整骨院へ紹介させていただきますが、原則、定期的に当院へも通院を継続していただきます。

     相手の保険会社の対応が今一つで、早く治療を終了するように言われたり、整骨院への通院は認めないと言われる場合でも、当院へ通院していれば、治療の必要性について、医学的に証明をすることが可能です。

     残念ながら、数か月経過しても、症状が変わらない状態が続く場合は、症状固定という医学的治癒状態となり、この場合、後遺障害として診断書を記載させていただくことも可能です。診断書を作成するためには、初診時からの症状や診察所見の経過が大変重要になりますので、受傷早期に当院で診断をつけ、その後の定期的な通院をしている方に、原則限らせていただいておりますのでご了承下さい。

     こちらにも、交通事故について記載しております。

  • 9.さきほど、仕事中、機械で指を挟みました。放っておいて良いでしょうか?

     お仕事中のケガの場合、労災保険の適応となります。整形外科的な治療対象となるのは、手足の外傷、捻挫、骨折、むち打ち症など多岐にわたります。頭や腹部・胸部の強い痛みがある場合、一時的にも意識を失った場合、麻痺症状がある場合は、脳神経外科や一般外科のある救急指定病院への受診が望ましいと考えます。まずは、当院へお電話していただければ、お体の状態を迅速に把握し、指示させていただきます。

     ケガをしても、しばらく放置していた場合、ケガをした日が曖昧な場合は、医学的な証明が困難になりますので、できるだけ速やかにクリニックや病院を受診した方が良いでしょう。

  • 10.父の介護で疲れています。何か元気になる治療は無いでしょうか?

     家事・介護・仕事などで疲労困憊の時は、十分な栄養摂取と休息が必要です。体力が十分回復しないまま、普段の生活を続けると、普段はしないようなミスをしたり、ひどい時は倒れたり、精神にも異常をきたします。

     当院では、自費診療になりますが、プラセンタ注射やにんにく注射を行っております。私自身、これらの注射により、疲労回復が早くなり、再起動時間が短縮できた経験があります。

     ご興味がある方は、こちらもご覧ください。

  • 11.家族の介護をしなければなりませんが、私一人ではどうすることもできません。何かアドバイス下さい。
     ご家族やご自身に介護が必要になった場合、まずは、お近くの地域包括支援センターに相談しましょう。そののち、おそらくは介護保険の申請の手続きをされると思います。介護保険の申請には、かかりつけ医による「介護保険主治医意見書」が必要になります。

     介護保険主治医意見書を記載の方は、ご来院の上、ご相談下さい。当院へ一度も受診されたことが無い方については、しばらくの間、当院へ通院治療の上、体の状況を把握してから、記載することにしております。整形外科的な疾患が1つも無い場合は、申し訳ございませんが、他のクリニックや病院へ紹介させていただきます。

  • 12.膝が悪くて、人工関節の治療を他の病院で受けました。私は、身体障害者でしょうか?

     膝や股関節の人工関節手術は、日本中で行われている治療です。ひと昔前は、人工関節手術を受け、主治医に障害者の書類を記載してもらえたら、ほぼ自動的に、「肢体不自由4級」で身体障害者手帳が交付されておりました。しかしながら、近年は、技術的な面も向上し、術後成績も大変良くなっているため、4級になることはほとんどなくなり、申請しても5級、6級となることが多くなりました。

     身体障害者の書類記載をご希望の方は、ご来院の上、ご相談下さい。ただし、障害者に該当するか否か、記載可能か否かについては、体の状況を判断してからになりますし、場合によっては、記載をお断りすることもあります。

     まずは、執刀された先生に相談されることをお勧めします。

  • 13.MRIでの検査をしてもらいたいです。そちらでは可能ですか?

     当院で行える検査をし、それでも十分に診断がつかない場合、時として、MRI・CTの検査が必要となることがあります。その場合、患者様と話し合った上で、当院近隣の病院へ紹介させていただいております。MRI・CTの精査が不必要と判断した場合、紹介はいたしません。健康診断として、MRIやCTの検査をご希望の場合は、直接、MRIやCT検査のあるクリニック・病院へお問い合わせ下さい。
      
  • 14.テレビで、とっておきの治療があると聞いたのですが、そちらではやっていますか?

     昨今、インターネット普及やテレビの医療番組によるものでしょうか、患者様が大変詳しく病気のことをご存知だなぁと思うことがしばしばあります。一方で、誤った情報を患者様が信じていらっしゃることもあります。情報化社会と言われる時代ですが、結局のところ、どの情報が正しくて間違っているか、我々医学の専門家でもわからないことが時にあります。

     私自身、最新の医療のすべてを把握できているわけではございませんので、患者様からのご相談を受けた後、不明な点は猛勉強し、再度患者様にお伝えするように日々精進しております。しかしながら、診断がつかない場合、治療効果が得られない場合や高度な医療が必要な場合などは、連携するクリニックや病院へ紹介させていただきたいと思います。

  • 15.そちらには受診したことはありませんが、受診前に直接お電話で先生とお話したいのですが・・・
     診察時間中は、医師は患者様の診察を行っておりますので、お電話に出ることができません。ご用件を受付の担当者にてお話下さい。受付の者が、医師と連絡を取った上で、再度、受付から患者様へお伝えします。お話が長くなるようでしたら、あるいは、少々難しい要件の場合は、申し訳ございませんが、来院の上、診察の順番までお待ちください。体を触る(触診)等のいわゆる医療行為をせず、お話を伺うのみの場合は、原則自費(時間単位)となりますことをご了承下さい。

     メールでよろしければ、医師から直接メールでご連絡させていただきます(半日以内の返答を心掛けています)。お問い合わせフォームからどうぞ。

  • 16.風邪をひいてしまいました。先生のところでも薬を出してもらえますか?

     整形外科医に限らず、医師はすべての科の治療は可能です。ただ、診断に時間がかかったり、最新の治療については、やはり、各専門医に診察を受けることをお勧めします。一般的な風邪症状、アレルギー性鼻炎、便秘、皮膚のかぶれ、火傷、インフルエンザ診断などは、当院でも診察可能であり、処方箋の発行も可能です。当院で治療困難な場合、治療しても効果が無い場合は、専門医へ紹介いたします。